新築を建てるお役立ち情報part2

土地購入の前によく調べましょう

始めに

お金を貯めるため都会で一生賢明働いて、何とか家を建てられるくらいの資金を手に入れることができるようになったとします。ではマイホームをどこに建てますか。ある人は釣りが大好きなので海のそばの土地を探しています。また別の人は、森林浴しながら家庭菜園を楽しみたいので山の中がいいと考えています。自分の夢が実現するのは本当に嬉しいことです。ではあなたの希望をかなえながら尚且つ優良な土地を購入できるように、土地探しのいくつかのポイントをご紹介したいと思います。

 

宅地に適した土地 適さない土地の質4つ

1.山砂

これは締まりやすくぬかるみにくい土なので、一回掘ったところの埋め戻しの土としては最適です。宅地に向いています。

2.岩盤

固くぬかるまないので住宅に向いています。しかし、花木には向かないです。

3.粘土質

水分を多く含むので宅地には向きません。稲作にはとても良いです。

4.黒土、赤土

柔らかく、締まりにくいので住宅には向いていません。また雨が降ったり風が吹いたりすると住宅が汚れてきます。花木には最適な土です。

上記の4種類の土をみると山に家を建てるのが良い印象を受けますが、山の地層もいろいろで粘土質の山も存在します。海を臨む山の上に家を建てても、それが粘土の地滑り地帯なら、数年で家に亀裂が入ってしまいます。

また土地を構成している地層は1つではないので、自分が家を建てたい場所の土地の地質を調査してみるのも有益です。

では地質の調査方法についてもご紹介します。

地質検査方法4つ

1.スウェーデン式サウディング試験(SS式調査)

地盤に鉄の棒を差し入れ回転させ、土地の締まり具合を確認する検査です。

比較的安価で簡単な方法でN値がわかります。しかし1点のみしかわからないので、もし鉄の棒が固い石やコンクリートにあたったら、そこで検査終了となってしまいます。

※N値とは地盤の構成土質、砂地盤の相対密度、内部摩擦角、支持力が分かる数値のことです。

2.ボーリング

ボーリングマシンで穴を掘ってN値を測定しながら土のサンプルも採集できる検査方法です。ただ費用が高いので一般住宅にはあまり向きません。

3.平行積み荷試験

30センチの鉄板に荷重をかけて沈下量を測定する方法です。支持力を直接目視できます。しかし作業スペースが広く費用が高いので、これも一般住宅には不向きです。

4.弾性波調査(レーリー波調査)

レーリー波によって地質を点で調べるのではなく面で把握することができます。

地盤を傷つけることなく地層の境界や地層ごとの傾斜・厚さ・支持力なども測定できます。欠点は近くに大きな道路や鉄道があるとレーリー波に影響することがあることです。

戸建ての住宅には1.SS式調査と4.レーリー波調査を組み合わせるのがお薦めです。正確な地質を調べることにより、不要な地盤工事や杭工事をしなくて済むこともあります。

その他の土地選びの要素2つ

1.将来性

「購入予定の土地のそばに駅や大型スーパーができる。」また「都市計画の地域に指定されている。」このような要素があると、土地の価格は安定しているもしくは将来的に値上がりする可能性があるので、資産としての価値が高いといえます。

2.建ぺい率、容積率を調べる

建ぺい率=建設面積÷敷地面積×100  戸建てなら50パーセントが普通

容積率=延床面積÷敷地面積×100   戸建てなら100パーセントが普通

簡単にいうと、土地の広さに対してどのくらいの大きさの家を建てることができますかという数字です。通常は敷地の半分(50%)の底面で2階建て(100%)が一般的です。しかしこれに日照保護を目的とした「日影制限」や低層住宅地での「絶対高さ制限」などが加えられて、建ぺい率と容積率の上限まで使えないことがあります。その土地特有の制限を調べる必要もありますね。

新しく家を建てるなら土地選びはとても重要です。あとで後悔しないようによく調べてから購入しましょう。

 

新築を建てるお役立ち情報part1

ほとんど見えない でも一番大切な工事

始めに

家を建てる。これからいよいよ家族のために家を新築する計画があるとします。

間取りはどうしようか、外観や色はどうしようか、エントランスはどういうスタイル、ガレージはどうしようかなどいろいろイメージを膨らませます。予算も十分あります。あとは、好みの家を施工してくれる業者を見つけるだけです。

でもここで必ず年頭に置いていただきたいことがあります。住宅は安い買い物ではないので、一度建てたものが堅牢でしっかりと長持ちするものである必要があるということです。家の設計以前に考慮しなければいけない要素があります。それは何でしょうか?

地震対策

近年だけでも1995年阪神淡路大震災、2011年東日本大震災、2016年熊本地震などで多くの家が被害を受けました。日本で新築を建てる場合には、地震を考慮に入れることは大切な要素の1つです。ではどのような対策が必要ですか

基礎工事

家の基礎というのは、家の下部から10センチくらいしか見えないとても地味な部分です。しかしこれがしっかりしていると、地震の時のダメージをかなり軽減することができます。ではどうすればいいのか具体的に見てみましょう。

地盤を強化する

柔らかい地盤に家を建てるなら、なにかの衝撃で家は簡単に潰れてしまいます。それを予防するために、通常は固い地盤のところまで掘ってそこから基礎を作っていくようにしています。これから新しい土地を探す場合は、地盤の質を調査した上で購入できます。しかし自分がもともと所有している土地や相続で受け継いだ土地に建てるとなると、地盤の質が決まっているので、その地盤に応じてふさわしい対処をする必要があります。

地盤改良の従来工法

1.表層改良

これは1~2m掘れば固い地盤がある場合、表面の部分の土を取り除いて、セメントを混ぜた固い質の地盤に変える工法 費用は1坪あたり3万円くらい

2.柱状改良

これは6メートルくらい掘れば固い地盤にあたるような土地の場合。セメントの柱を数十本土地に埋め込む工法 費用は1坪あたり4~5万円くらい

3.鋼管杭工法

これは地表から15~20メートルくらい掘ると固い地盤が出てくるような土地の場合。鋼管を土地に埋め込みます。 費用は1坪あたり5~7万円

地盤改良最新工法

1.シート工法

シートで表面を覆っていく工法 費用1坪あたり3万円くらい

2.砕石工法

柱状改良や鋼管杭工法のように縦穴を掘り、砕石を詰める工法。費用1坪あたり4.5万円くらい

3.木杭工法

セメントや鋼管の替わりに天然の木を入れて杭の替わりにする。費用1坪あたり4.5万円くらい

上記の6つの工法で50坪の土地を改良する場合は150万円~350万円ほどの費用が必要です。

先人の知恵が教える優良な土地改良工法

重機がなかった時代、先人はどのようにして大きな城の基礎を据えたかご存知ですか。この方法はとても原始的に思えるかもしれませんが、耐震性に優れた工法です。その工法とは何だとおもいますか?

ソイルバッグ工法(土嚢工法)

え?土嚢(どのう)って土手とかに積んでいるあの白いものですか?

その通りです。この土嚢を使って家の基礎に据える工法です。

大体50坪の土地でしたら、1万体くらいの土嚢が必要です。

土嚢袋は1枚20円くらい。20円×10000=20000円

土嚢の中に詰める土は地盤から掘り出した土を再利用できますが、砕石を詰めると強度が増します。最新の工法1.シート工法と2.砕石工法を合わせたような工法です。この工法は、沈下抑制効果、振動低減効果、地震動劇衰効果、凍上防止効果など優れた効果があります。土嚢の作成と積み上げに人手が入るのが玉に傷です。

 


地震の多い日本での新築工事では、地盤を考慮した基礎工事の選択が不可欠です。

参考にしていただければ嬉しいです。