新築を建てるお役立ち情報part1

ほとんど見えない でも一番大切な工事

始めに

家を建てる。これからいよいよ家族のために家を新築する計画があるとします。

間取りはどうしようか、外観や色はどうしようか、エントランスはどういうスタイル、ガレージはどうしようかなどいろいろイメージを膨らませます。予算も十分あります。あとは、好みの家を施工してくれる業者を見つけるだけです。

でもここで必ず年頭に置いていただきたいことがあります。住宅は安い買い物ではないので、一度建てたものが堅牢でしっかりと長持ちするものである必要があるということです。家の設計以前に考慮しなければいけない要素があります。それは何でしょうか?

地震対策

近年だけでも1995年阪神淡路大震災、2011年東日本大震災、2016年熊本地震などで多くの家が被害を受けました。日本で新築を建てる場合には、地震を考慮に入れることは大切な要素の1つです。ではどのような対策が必要ですか

基礎工事

家の基礎というのは、家の下部から10センチくらいしか見えないとても地味な部分です。しかしこれがしっかりしていると、地震の時のダメージをかなり軽減することができます。ではどうすればいいのか具体的に見てみましょう。

地盤を強化する

柔らかい地盤に家を建てるなら、なにかの衝撃で家は簡単に潰れてしまいます。それを予防するために、通常は固い地盤のところまで掘ってそこから基礎を作っていくようにしています。これから新しい土地を探す場合は、地盤の質を調査した上で購入できます。しかし自分がもともと所有している土地や相続で受け継いだ土地に建てるとなると、地盤の質が決まっているので、その地盤に応じてふさわしい対処をする必要があります。

地盤改良の従来工法

1.表層改良

これは1~2m掘れば固い地盤がある場合、表面の部分の土を取り除いて、セメントを混ぜた固い質の地盤に変える工法 費用は1坪あたり3万円くらい

2.柱状改良

これは6メートルくらい掘れば固い地盤にあたるような土地の場合。セメントの柱を数十本土地に埋め込む工法 費用は1坪あたり4~5万円くらい

3.鋼管杭工法

これは地表から15~20メートルくらい掘ると固い地盤が出てくるような土地の場合。鋼管を土地に埋め込みます。 費用は1坪あたり5~7万円

地盤改良最新工法

1.シート工法

シートで表面を覆っていく工法 費用1坪あたり3万円くらい

2.砕石工法

柱状改良や鋼管杭工法のように縦穴を掘り、砕石を詰める工法。費用1坪あたり4.5万円くらい

3.木杭工法

セメントや鋼管の替わりに天然の木を入れて杭の替わりにする。費用1坪あたり4.5万円くらい

上記の6つの工法で50坪の土地を改良する場合は150万円~350万円ほどの費用が必要です。

先人の知恵が教える優良な土地改良工法

重機がなかった時代、先人はどのようにして大きな城の基礎を据えたかご存知ですか。この方法はとても原始的に思えるかもしれませんが、耐震性に優れた工法です。その工法とは何だとおもいますか?

ソイルバッグ工法(土嚢工法)

え?土嚢(どのう)って土手とかに積んでいるあの白いものですか?

その通りです。この土嚢を使って家の基礎に据える工法です。

大体50坪の土地でしたら、1万体くらいの土嚢が必要です。

土嚢袋は1枚20円くらい。20円×10000=20000円

土嚢の中に詰める土は地盤から掘り出した土を再利用できますが、砕石を詰めると強度が増します。最新の工法1.シート工法と2.砕石工法を合わせたような工法です。この工法は、沈下抑制効果、振動低減効果、地震動劇衰効果、凍上防止効果など優れた効果があります。土嚢の作成と積み上げに人手が入るのが玉に傷です。

 


地震の多い日本での新築工事では、地盤を考慮した基礎工事の選択が不可欠です。

参考にしていただければ嬉しいです。