新築を建てるお役立ち情報part4

木造建築VS鉄骨(鉄筋)建築

始めに

 

 

 

『木造建築』がいいのか『鉄骨建築』か『鉄筋コンクリート建築』を選ぼうか。多くの人は新築の家を建てるのにこの3つのうちのどれにするか迷います。「木造は湿気に強そうだけど火事に弱いし、鉄骨建築は地震に強そうだけど、費用が高いだろう」などといろいろ考えます。これから新築を建てる場合どの建築方法がふさわしいのでしょうか。一緒に考えてみましょう。

どのくらい住めるのか

耐久年数といっても、長期で使用した場合風呂やキッチンなどの水場は部分的に修理が必要なことが多いので一概にこの建物だったら何年と決めることは難しいです。しかしいろいろな要素を組み合わせて平成25年度に国土交通省がまとめた資料によると、

木造建築 30-80年

鉄骨建築 30-60年

鉄筋コンクリート建築 40-90年

なんだ大差ないじゃない。という結果です。

要するに、しっかりとメンテナンスをしていればどんな建築様式の家でも長持ちさせることができるということです。人間と一緒でそれぞれの強い所弱い所をよく理解してそれに合わせて定期検診と治療つまり修理をしてあげることが必要。ではそれぞれの建築の特徴とメンテナンスについて考えましょう。

1.木造建築

木は加工しやすいので間取りやデザインの自由度が高くリフォームも簡単です。また家の水分調整もしてくれ湿気が多い時は水分を取り込み、乾燥しているときは水分を放出するという優れもの。また森林浴という言葉がよく表しているように、人は木の香りを嗅ぐと心が落ち着くという良い効果もあります。

火事があると燃えやすいイメージですが、防火サイディングをすれば万が一の時でも避難する時間を稼ぐことができます。ただ火災保険料は鉄骨鉄筋建築の倍。それと木造住宅は防蟻点検を定期的に行う必要があります。何事も早期発見早期治療が大切。また浸水の恐れがある地域では、基礎を高めに据えて被害を最小限におさえるように設計するのがお薦めです。

木造建築で心配なのは地震です。これに関しては建てる前にしっかりした地盤調査と地盤改良をすることによって、近年耐久性が大幅に改善されてきました。

きちんとした対策をすればいいとこ尽くしの木造建築は、日本で一番人気があります。施工業者も多いことから比較的多くの戸建てオーナーがこの方法を選ぶのもうなづけます。ただ、大きなフロアーを作りたいとか、店舗を組み合わせたい場合には鉄骨鉄筋建築のほうが広いスペースを作れるので便利です。では次に鉄骨建築について考えてみましょう。

2.鉄骨建築

厚さ6ミリ未満の鉄骨を使った軽量鉄骨と、6ミリ以上を使用した重量鉄骨があります。個人の戸建てや商店なら軽量鉄骨を使用することが多いです。重量鉄骨に比べ薄い分たくさんの本数を使うため、それで一部屋の間取りが重量鉄骨に比べると小さくなります(それでも木造建築よりは広い間取り可)。重量鉄骨はビルやマンションを建てる時に使用することが多いです。費用も重量鉄骨の方が軽量鉄骨に比べ高め。鉄骨建築では接続部分を溶接やボルトで固定するので地震には強いですが、重いため地盤改良で杭打ちが必要な場合も。また火事でも大丈夫と思われがちですが、長時間の火災ですと溶けたり変形したりするので火に対してパーフェクトとはいえません。しかし火災保険料は木造建設の半分で済みます。

気密性が高く結露しやすいため普段から風がよく通るように換気に気を付けるのがポイントです。外出時に安全面で問題なく通風できる開閉式小窓などを設置します。そうすることで空気が流れ、カビや結露の発生を大幅に減らすことができます。冬場の温度差が大きい時期は窓や壁のそばで結露しやすいので、こまめに水を拭き取ったり人体に無害な除菌液などカビの発生を予防する薬品を定期的に塗布するのもよいでしょう。防音効果はとても高いので二世帯住宅などでプライベートを確保したい場合には向いている建築です。では次に鉄骨に比べデザイン性の高い鉄筋コンクリート建築について見てみましょう。

3.鉄筋コンクリート建築

強い鉄筋と圧縮性の強いコンクリートを組み合わせて、曲線など自由なデザインで家をつくることができる、それが鉄筋コンクリート建築です。木造建築と鉄骨建築のいいとこどりプラスアルファのような建築方法です。費用は3つの中で一番高め。

メンテナンスは鉄骨建築とだいたい同じで通気を心掛けること、形は自在ですがリフォーム時の自由性は低いので建てる時によくデザインを考える必要があることなどが注意ポイント。それと、なかに鉄筋が入っているため解体するとき面倒で費用がかかる面もあります。

いかがでしょうか。自分が建てたい家に必要な建築方法が分かりましたか。

家を建てたら終わりではなく、その後もずっとその家とお付き合いします。ですからメンテナンスのことも計算にいれてふさわしい建築方法を選びましょう。

 

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