新築を建てるお役立ち情報part7

間取りのコンセプト(二世帯編)

始めに

いろいろな資料を調べ、あなたの家を作るのにふさわしい業者を選ぶことができたとします。では、これからあなたの家の間取りについて担当者と話し合う段階となりました。話合の前に、項目をまとめておくと話合がスムーズ。コンセプトの内容は、構成する家族の成員や嗜好によってさまざまな組み合わせがあります。今日は考えるための一例として、父母あなたと妻と子供達のための家という仮定で一緒に考えてみましょう。ここでは「あなた」を「夫」という立場で統一します。

2世帯を一緒にするか、分割するか

これを決定するのは、妻と母親がそれぞれ自分で家事を行いたいと思っているか、それともどちらか1人にお任せしたいかによって違いがあります。またプライベートの確保も関係しています。

1.共有型

もし、妻が全時間の仕事を持ち、家事全般をお義母さん(もしくは実母)にお願いしたいと思っている場合にはキッチンなどの水回りすべてを共有スペースにすることを選ぶかもしれません。妻が育児のために家にいて家事全般を行い、義母(もしくは実母)が全時間働くという逆のケースもあります。

2.分割型

2人の主婦(妻と母親)がそれぞれ好きなように家事を行いたい場合や、それぞれの世帯の生活にプライベートを保ちたい場合には分割型を選ぶことが多いです。ただスペースや交流の兼ね合いで玄関だけ共有したいというケースもあります。これは各家の事情で異なります。

2世帯を分割するなら上下で分けるか左右で分けるか

1.上下で2世帯を分ける場合

上下で分ける場合は、通常階段の昇り降りを必要としない1階に父母の世帯が住み、2階をあなたと妻子供達が住む形が多いです。屋根裏部屋として活用できるスペースもありますが、原則それぞれの世帯が平屋のような間取りを検討する必要があります。水場は配管の関係で、上下同じ場所になるため、キッチンと風呂とトイレの位置は1階2階同じと考える方がよいでしょう。

2.左右で2世帯を分ける場合

建て坪を2つに分けるため、必要な部屋数を得るためにそれぞれの世帯を2階建てに作る必要があるかもしれません。2階建てにする場合、父母が年齢とともに1階と2階の昇降がきつくなることを想定して将来的にエレベーターやリフトを後付けできるように配慮できるでしょうか。給水排水の設備が2か所になるため、経費はこちらの方が高くつきます。

各世帯の嗜好を間取りに取り入れる

父母世帯の嗜好

父母は庭を楽しみたいと思っているでしょうか。それとも、草取りが必要ないように、コンクリートにしてしまった方が気が楽でしょうか。キッチンは対面式がいいですか、対面でなく窓に面した明るいキッチンを好みますか。年齢と共に夜にトイレに行く回数が増えるので、トイレのそばに寝室を作った方がよいですか。冬の温度差によって脳梗塞が起きやすいことを考えて、トイレや脱衣所なども含め、全体に床暖房をいれますか。足が悪くなると正座は難しいですが、和室は必要ですか。来客のための部屋は必要ですか。応接間だけでなく宿泊させる部屋も必要ですか。父のための書斎は必要ですか。母のための個室は必要ですか。基本的な部屋以外に特別に必要とするスペースはありますか。車の駐車スペースは必要ですか。風呂はユニットがいいですか。それともヒノキなど日本の伝統の風呂がいいですか。寝室は和室がいいですか。ベッドルームの方がいいですか。

 

あなたの世帯の嗜好

自分と妻の寝室はベッドルームにしますか、和室にしますか。ベッドルームにはクロークルームが必要ですか。あなたと妻それぞれの個室(書斎、趣味の部屋)が必要ですか。妻が望むキッチンはどんな形ですか。家族が共有しやすいリビングはどんな形ですか。来客用の部屋は必要ですか。1階と2階を作る場合は、各階にトイレが必要ですか。家族でバーベキューができるような屋外スペースが必要ですか。何台分の駐車スペースが必要ですか。風呂はユニットがいいですか、それともなにかこだわりがありますか。家を建てるときに子供部屋も一緒に設計に含めますか。それとも、空間だけであとから間仕切りして個室に変えますか。

終わりに

間取りを失敗すると、後から余分な改築費用がかかったりするので、必要な要素を抜き出して書き出すようにしましょう。書き出しながら、だんだんと自分達が必要としている家の間取りが見えてきますよ。担当者との話し合いに自信をもって臨むことができるでしょう。